キャリア教育研究会『夢授業』について


 「キャリア教育研究会」は、ボランティア組織です。

一般社会で楽しく熱心に働く職業人達を学校へ派遣し、子どもたちと「どんな職業か」や「働くということの意義」について語り合う『夢授業』を提供するプログラムを運営しています。 

 

2013年に北九州市立萩原小学校で学校の先生方と企画して、この『夢授業』は始まりました。

卒業前の6年生に中学入学に向けた単発授業として実施したところ、

子どもたちはとても喜び、学校からも意義のある授業だと好評いただきました。

その後、学校長が翌年異動した上津役小学校でも実施することになりました。

 

そして少しずつ評判は広がっていき、次第に他の学校からも依頼が来るようになりました。

 

2015年に「キャリア教育研究会」を発足し、事務局メンバー5人体制、協力職業人約100人で活動していくことと致しました。

キャリア教育研究会『夢授業』の実施意義


◆子どもたちにとって

①子どもたちの職業観を芽生えさせ、育てることで将来への夢を作る。 

②子どもたちに将来への希望を持たせることで、日々の学習や生活全てにおいて生きがいを作る。 

③社会は多種多様な職業で成り立っていることを知ることで、社会への感謝の気持ちを芽生えさせる。 

④早く大人になりたい、そして大人を楽しむために沢山の準備がしたいと思わせる。 

◆学校にとって

①子どもたちの学びの姿勢が強くなる。 
②子どもたちが元気になる。 

◆職業人にとって

①自分自身の仕事を見つめなおす良い機会になる。 

②自分の職業における「良い仕事」がどんな仕事なのか、明確になる。 

③参加職業人同士、使命感や志を互いに磨き合い、成長をしていく機会になる。 

 


◆企業にとって

①参加した従業員が、自分の仕事に対する使命感が強くなる。 

②次の授業に参加した時に子どもたちに話せるように、従業員がより志高く仕事に打ち込むようになる。 

◆社会にとって

①やる気のある、いきいきと働く社会人があふれる。 

②それぞれの職業に、志が高い人材が集まる。 


キャリア教育研究会『夢授業』継続への思い


子どもたちに対して、よりよい社会を作ることは大人の役割です。

 

現在の日本は世界一の自殺大国です。この国のこれからを考えた時に「子どもたちの心を耕し、そして希望の種をまいてあげることが、この社会を変えていくこと」だと信じて集まった大人たちが思いを寄せてボランティアで運営しています。

 

社会をより良くしていくためには制度や法律も必要ですが、「『それらをつくるをつくる」ことが何より大切です。